すれ違うアムステルダム

アムステルダムで日本人とイタリア人がフラットシェアをする日常。

E氏について

E氏は私が部屋探しをしていた時に、フラットメイトを募集していた人物だ。家探しはFacebook内のグループで行うというシステムのもと、メッセージを送ったのが彼の投稿だった。

空室激戦区のアムステルダムにおいて、しかもセントラルエリアで、なんとしてもこの家に住みたい、と熱意を訴え彼からキーをもぎとったのが私たちのフラット生活がはじまったきっかけである。


20組超のオファーがあった中で、私とK氏がどうやらパーリーピーポーでなさそうだ、というのが彼の決め手だったらしい。後に知ったことだが、E氏はなかなかのセンシティブさを持ち合わせ、音に対してとても敏感だ。他にビューイングに来た人たちは、マリファナや重低音を好む若者たちばかりで、とても一緒に住めないと判断したらしい。初対面では日本人の奥ゆかしさを演じ、猫を被っていたかいがあったなと思っている。

もともとE氏はアムステルダム郊外の隣の街に家を所有していて、そこに妻(Jさん)と可愛い子ども2人と暮らしていた。数ヶ月前に離婚をしたばかり、別居用の家をこの場所に借りた。オーナーはイタリア人でスペインに居住しており、彼が過去持ち家がない時代に住んでいた家のオーナーだったらしい。一人で暮らすには家賃がとても高額なので、3ベッドルームのうちの2部屋に住む人を探していたとのこと。フラットシェアをする際には、シェアメイトの人物像は一番に気になる要素だけれど、話を聞く限りはどうやらとても親切でしっかりしていそうな人。イタリア人が陽気で適当でルーズ、という勝手な偏見は翻り、セントラルで家を見つけてくれたことに感謝しかない。外国人でフリーランスの私がこの街のこんな良い場所に住めるなんて、本当に彼のおかげである。

かなりセンシティブで濃い目のキャラクターだが、憎めない一面を持つというのが、現在までのE氏の印象だ。

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