すれ違うアムステルダム

アムステルダムで日本人とイタリア人がフラットシェアをする日常。

Divaなわんことの暮らしが終わった話について

住み込みでお世話をしていた、可愛い可愛いDivaなわんことの暮らしが終わり、再び我が家へ帰ってきた。

 

aoreamsterdam.hatenablog.com

日に日に心を開いてくださるようになったL美様。「ゴハンチョーダイヨ」以外にも、「アソンデチョーダイヨ」と普段おとなしいL美は私を呼ぶようになり、私が寝室へいる際には「ドコヘイッタノカナ」とシャカシャカ歩いて探しに来て、私の姿を見ると程よく距離を置いて同じ部屋のクッションの上に座っているなど。そばに来ようとする...コノヤロウ、可愛すぎるじゃありませんか。

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さあ、ゴハンをよこしなさいよ。

 

K氏はすでにメロメロ、我が子のように溺愛す。

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L美はこの「プブゥ〜」と鳴くネズミがお気に入りのおもちゃである。このwifiも届かないほど広いお家にフリーダムにぶん投げられているネズミ。むしろこのネズミも私よりもいい暮らしをしているかもしれない。

 

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f:id:aoreamsterdam:20170808023008j:plainエイ。届かない

約ひと月も共に過ごせば我が子も同然。今まで犬を飼ったことがない身としては、世間のSNSにアップされたワンコの日常など失礼ながら全然響かなかった。けど、今ならわかる。我が子は可愛い。

K氏、メロメロになった挙句にL美様を美容室に連れていくという太っ腹ぶり。というのも、お友達がなんと日本人トリマーさん。そんな素敵な方がアムステルダムにもいらっしゃるのです。ナオコちゃんです。

 

f:id:aoreamsterdam:20170808023953j:plain見よ、この恍惚の表情。

私は初めてトリミングサロンへ同行させてもらい、すっかりナオコちゃんの手腕のファンになってしまった。爪切りとシャンプー、ブラッシングをしてもらっている間、L美のなんと気持ち良さそうな顔。警戒心の強いL美がナオコちゃんに引き渡された瞬間、すでに心を開いている。私はゴハンを献上してからだったのに。生き生きしている可愛さに、ずっとカメラを構えて運動会を見守っている母のようにカウンターの中を見守っていた私。いいな、はるかに私たちよりもファビュラスなわんこである。


ナオコちゃんのいるトリミングサロンはこちら
Reino Canino Pets Salon

 

日に日に愛しさは募り、そろそろ心も通じ合ってきた頃。がとうとうお別れの時であった。次に会った時ははたして覚えてくれているだろうか。もうゴハンを献上する機会は当分先になること間違い無いので、次に遊びに行った時に歓迎されるようなら涙を流してしまうかもしれない。L美。

f:id:aoreamsterdam:20170808023029j:plain憎い上目遣い。


それにしても久しぶりの我が家は、ちまっと相変わらずアムステルダムにありがちな小ささで、住まわせていただいたお家のテラスほどの大きさであった。天井の高さも違うものだから、初めはあっれー、こんなはずだったかナ、なんて思いながらも2時間もすれば馴染んでいた。

f:id:aoreamsterdam:20170709070405j:plainあかん昭和の食堂。

身の丈には身の丈の家が落ち着く。いや今の身分ではここでも身の丈以上なんだけれど。そしてまだしばらく私とK氏はL美ロスが続いた。


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K氏の策略により文化の違いが露呈した話について #1

決して国の違いだけではない、と思う出来事。でもちょっとは。

Divaなわんこをお任せされ、家を行ったり来たりとしている日2日目。


K氏によると、E氏は引きこもりデーを発症し、絶賛タバコを吸い続けている1日だったそうだ。まあいつものことなのだが、やめるやめる詐欺もいつのまにか毎週のペースに。しかしタバコごまかそうとしてお香を焚くものだから、余計に混じって変なにおいが家に充満。隙間にタオルなどを詰めて対策をしていたが、私もK氏もたまにちょっと困っていた。けどまあ、文化の違いだし、毎回超謝るし、彼の離婚の傷が言えていないんだろう、と見守っていた今まで。さすがに少々ペースがひどくなってきたけれど。

ついおととい、「また部屋の窓からタバコ吸ってごめん。部屋に煙が漏れて(私たちがよく思ってないだろう)るのを知ってる。俺本当にタバコやめようとしてるんだ。特に部屋で吸うの。良い1日を」というメッセージを私たちにくださったばかり。こういうの、過去に一度もお願いをしていないけれど毎回E氏は気にしていて、一応配慮をしてくれているようでタバコやめようとしているらしい。あと精神科の医者に「酒とタバコに逃げんな」、と言われたから。
けど毎週のことなので、ハイハイと受け流していた私たち。めっちゃ落ち込んでるし、そんな日は何も食べないし、死ぬんじゃないかと思う形相だからだ。

彼のポイントは「部屋の窓から」というところで、絶対にベッドの上で吸っているのを知っているけれど(窓からだったらリビングじゃなく、K氏の部屋に煙が流れるため)、彼なりの免罪符でいつも「窓から」を強調する。そんなところも、ちょっと彼のキャラだ。


昨日私が(たまたま)家にいなかったのをE氏はひどく気にしていて(Divaなわんこ、L美と一緒にいたからなのだが)、K氏に「もしかしてカオリは俺のタバコが嫌で家を出ていったのか!?」と尋ねたそうだ。(そんなこと、一言も言ってない。)その時のK氏は、やめるやめる詐欺にちょっとうんざりしていたのと、前日ラーメンのベーススープを勝手に捨てられた恨みにより答えを思い切り「Yes」とだけ返信したとのこと。

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えっ、わたしのせい? 食べ物の恨みはおそろしや

事態は突然ややこしくなる。また戻ったら、彼は罪悪感を感じてたくさん謝ったり、私のご機嫌をとるべくチョコレートを渡してきたりするだろう。なんだかそんなのは嫌だ、でもタバコとお香を同時に焚くニオイからは逃れられるならまあこれ願ったり叶ったり。タイミングを見計らってそのうち伝えようかとも思っていたし、私はそんなこと言ってなくて、とか説明するのもちょっと面倒だし、まっいっか。それでやめてくれるから。やめないだろうけどさ...
しかし、当時そんなやりとりをK氏とE氏がしていたと私は知らなかった。

L美の家にいた私に、E氏から直接メッセージが届く。「本当に反省している、謝りたい。もう二度としないって約束する。窓からタバコ吸うのやめるし、掃除もちゃんとする。そんなに君がシリアスに(タバコが嫌だって)思ってるの知らなかったんだ。本当によくなかったって思ってる。もう窓からは吸わないから。OK?」

なんか突然の深刻そうなメッセージに、また何か彼が思考の深みにハマって何かを思ったんだろう、ハイハイいつものことね、わかりましたよ、何度も聞いてるけど...と思っていた。まさかK氏により私がE氏のタバコのせいで家出したというストーリーが出来上がっていることを知らずに。

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激おこだよ。あばよっ

この時、E氏の中では「何度もタパコやめるっていったけど、俺また吸ってしまったから、とうとうカオリが激怒して家を出ていった。超謝ったメッセージしたけど返事が来ない。カオリ超怒ってる、ヤバイ」というストーリーが出来上がっている。そしてK氏に「カオリから返事がない。彼女超怒ってるんじゃないか。ケイからも話してくれないか。もうしないからって」というメッセージがあったそうだ。

いろいろと複雑なストーリーになってきたけれど、ポイントは以下。

1. 前日豚を茹でて、その煮汁でラーメンのスープを作ろうとしていた。キッチンに置いてクールダウン中のスープを、E氏は古い水だと思って捨て、彼はその鍋で自分のパスタを作った。

2. 私が書き置きもせずキッチンに放置していたのが悪いと思っていた。しかしK氏によるとラーメンが食べたかったし、私たちのお財布の中では貴重な肉エキス。ネギも生姜も入っていたんだから普通の水ではないことがわかるだろう。まず聞くべきだ、とのこと

3. タバコやめるやめる詐欺アゲイン。またかよ、の思いにラーメンスープの恨みが重なり、たまたま家にいなかった事態がE氏の「もしかしたらカオリが激怒で家出では」の仮説にK氏がのっかる。

4. 私がタバコやめないE氏に激怒して家出したことになった。shit...なんて俺は愚かだ、と反省している

ということである。

んっ、ちょっと待って。それ、K氏は自分の手を汚さずに、「E氏のせいで私が超怒ってんだけど、E氏、どうにかしてくんない。」という図式を作り上げている。なにそれ、ずるい。K氏...

f:id:aoreamsterdam:20170701211459j:plain完全に乗せられている。


んーなんかK氏ずるいけど、私もタバコやだなって思ってたし、彼超反省してるし、もうしないってとうとう言い出したし、それで事態が丸くおさまるなら、いいか。ということに。そして知ってるし謝るんならやめればいいし、やめられないならやめる宣言しなくてもいいし。そのはずだったけど、まあしかしそう簡単に丸くはおさまらないのだ、これが。

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Divaなわんこと一緒に暮らす話について

大変光栄な申し出をいただき、お知り合いがバケーションに出かけている間、ちいさなわんこをお任せいただくことになった。それはそれは広く素敵な家に住んでらして、L美(仮名)のソファだけでもK氏の部屋のサイズくらいある。テラスだけで我が家が個人の部屋ごと含めてもすっぽり入ってしまうだろう。天窓がたくさんあってどこも明るく、地上階にあって空を独占できる家なんてアムステルダムにもそうそうない。ご夫婦揃って何においてもセンスが抜群、さすがなお家だなあ。

ちなみにL美がいつも食べているご飯は、鶏/牛/豚に加えてラム鹿などの肉種もあるという、おそらく私たちの暮らしよりもはるかにファビュラスなわんこ様である。動物好きで詳しい友人が写真を一見しただけで、「looks like a diva dog !!」と言わしめるほどの溢れるオーラ。普段からの佳き暮らしぶりが溢れに溢れているのだろう。

f:id:aoreamsterdam:20170710062615j:plain溢れるセレブ感。


初日こそ少し距離があったものの、やがて「どうやらお世話係のようね」と理解をしてくださったのか、たまに気まぐれに遊んでくださったり、「あんたと散歩なんて行かないわよ」とさっそく拒否をなさられた。まあ、お散歩も必要ないほど広々プライベートテラスにリビングがあるのですが。


今日の明朝6時、ちょろちょろとベッド元にやってきては私を呼び、「お、ついに共にお出かけをしてくださるか」と思えば、お皿のところまで誘導し、「ゴハンチョーダイヨ」ということであった。...ははっ、仰せのままに。

そしてベッドへ戻ったが、またちょろちょろとそばに来てくださって、たまに一緒に寝たい時にはベッドへ上がると聞いていたので、とうとうその時がきたのね、心を開いてくれている...!と思った時。


「わぅんっ」


またどうやら呼ばれているらしく、トイレかな?と思い付いて行ったところ。


「オカワリヨコシナサイヨ」


お皿の前で待機。「ちょうだいってなんども言うけど、放っておいても大丈夫です。もうあげないよってちゃんといっておかないと」とのことだったので、よほどいいお肉を召し上がっているのだ。もちろんのことであるが、私はどうやら2日目にしてご飯をくれる子分だと認識なさっている模様。だめだめっ、潤んだ瞳の誘惑に負けてはいけない。食べ過ぎはよくないのですからね。

そんな暮らしが始まり、しばらくL美様の元にお世話になることに。行き来をしつつ、またワクワクする日常の一コマがプラスになったのである。我が家ではさっそくE氏の引きこもりデーが発症、5日ぶり。波乱万丈の夏、はじまる。


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